【お知らせ】

ごあいさつ

 東京工業大学科学技術創成研究院先導原子力研究所では、平成26年度より、文部科学省英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業「廃止措置高度人材育成と基盤研究の深化」を開始いたしました。
 本事業では、廃止措置に不可欠な人材の育成と基盤的な研究の推進により大学として福島第一原子力発電所の事故収束に貢献することを目標としております。福島第一原子力発電所事故の一日も早い完全な収束に貢献できるよう教員一丸となり鋭意努力してまいります。多方面の皆様のご協力・ご支援を是非ともお願いいたしたく存じます。
プログラム代表 小原 徹 教授

概略

東京電力福島第一原子力発電所の廃止措置に必要な技術の開発には中長期な視点からの基盤的な研究を継続的に推進していくことが必要不可欠と考えられます。さらにこの廃止措置事業やその遂行に必要な技術の開発を担う人材の育成を長期にわたって継続して行っていくことは極めて重要であると考えられます。

 このような状況を踏まえ、本事業では福島第一原子力発電所の廃止措置に必要不可欠な人材を育成し、廃止措置上重要な基盤的研究を推進することを目的としています。
 本事業では、福島第一原子力発電所の廃止措置に必要不可欠な廃止措置の最新技術と原子核工学の専門知識を有し、デブリ材料工学、デブリ化学及びシビアアクシデント後の遠隔操作技術を体験を通して深く理解した人材を継続的に育成するために、東京工業大学に廃止措置工学に関する教育コースを設置し、同時に、これまでに培われてきた東京工業大学原子炉工学研究所および連携機関研究者の知見に立脚し、廃止措置上重要な課題である難分析核種の分析、汚染材木等の除染法の開発、汚染土壌・焼却灰処理技術、CsSr同時回収固化技術、シビアアクシデント後の遠隔計測技術、デブリ取出し時の再臨界防止技術及びメルトダウン炉心の臨界事故解析とその対策技術に関する基盤的研究を推進し、廃止措置に反映することで福島第一原子力発電所の事故収束に貢献することを目標としています。
廃止措置プログラム 概要図
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東工大の活動

東工大では、廃止措置に不可欠な人材育成と基盤的な研究の推進により、大学として福島第一原子力発電所の事故収束に貢献することを目標として、以下の活動をしています。

  • 廃止措置工学の最新技術を習得した人材の継続的育成の実施
  • 廃止措置工学の基盤的研究の推進
  • 廃止措置機関等と連携した人材育成・研究の推進

廃止措置プログラム 担当者

氏 名所属(東京工業大学) 職名専門分野
小原 徹
(プログラム代表)
科学技術創成研究院 先導原子力研究所教授 原子力学
竹下 健二 科学技術創成研究院 先導原子力研究所教授 環境プロセス工学 / 分離工学 / 廃棄物処理工学
加藤 之貴 科学技術創成研究院 先導原子力研究所教授 化学工学 / エネルギー学
赤塚 洋 科学技術創成研究院 先導原子力研究所准教授 プラズマ理工学/ プラズマ/ プラズマエレクトロニクス/ 原子力学
木倉 宏成 科学技術創成研究院 先導原子力研究所准教授 混相流の動力学/ 放射性物質の輸送/ 将来型軽水炉の熱水力特性
塚原 剛彦 科学技術創成研究院 先導原子力研究所准教授 マイクロ・ナノデバイス/ 分析化学 /物理化学
鷹尾 康一朗 科学技術創成研究院 先導原子力研究所准教授
吉田 克己 科学技術創成研究院 先導原子力研究所准教授 無機材料・物性/複合材料・物性/セラミックス/原子力材料・核燃料/低放射化材料
西山 潤 科学技術創成研究院 先導原子力研究所助教 原子力学 / 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
岩附 信行 工学院教授 サイレント工学 / レーザ計測 / ロボティクス
鈴森 康一 工学院教授 ロボティクス/ メカトロニクス/ ソフトメカニクス/ アクチュエータ/ マイクロ・ナノメカトロニクス
遠藤 玄 工学院准教授 ロボット工学/知能機械学・機械システム/機械力学・制御
(矢野 豊彦) (科学技術創成研究院 名誉教授 H30.04~) 無機材料・物性 / 核融合学 / 複合材料・物性

氏 名所属(研究連携大学) 職名
高木 直行 東京都市大学 工学部 原子力安全工学科教授
竹澤 宏樹 東京都市大学 工学部 原子力安全工学科講師
浅沼 徳子 東海大学 工学部 原子力工学科准教授
新井 剛 芝浦工業大学 工学部 材料工学科准教授
川嶋 健嗣 東京医科歯科大学 生体材料工学研究所教授

廃止措置プログラム室スタッフ
原田 雅幸研究員(H29.04~)
大饗 恭子技術支援員
加藤 佳子技術支援員(H29.05~)
(佐藤 勇)(特任准教授 H27.10~H29.03)
(山崎 宰春)(特任助教 H27.04~H29.03)

目標とする研究成果、人材育成及び発展性

・現場で効果的に適用できる実用的な技術の開発
現場で必要とされる課題についての研究者の知見の深化
研究者の新たな貢献をもたらす交流活動
・現場で実際にものを振れることのできる技術者・研究者の育成
放射性物質及び核燃料物質を用いた実験
現場に近い状況でのロボットによる遠隔計測技術の実験
・廃止措置事業に高いモチベーションをもつ人材の育成
キャリアパス形成活動
・研究成果の他分野への適用
環境汚染分析、食品・医薬品分析、天災時や種々の化学プラント事故時、深海探査・宇宙探査等への応用