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東京工業大学原子炉工学研究所
「SRイニシアチブ(社会的責任理念・行動憲章)」
2007年7月27日制定
【SR(社会的責任)理念】
東京工業大学原子炉工学研究所およびその所員は、原子力に関わる研究と教育をすすめる組織およびその一員として重要な使命を担う誇りと責任感をもち、主体的に考え高い倫理観をもって行動する。
その目的は、関係法令・国際ルールおよびその精神を遵守しながら、組織の不祥事や事故の発生を未然に防ぎ、原子力の研究・開発およびその利用に関わるすべての個人・組織が、常に安全に関する意識を最優先にもって行動することを求めた思想である「原子力の安全文化」の構築をめざすとともに、環境・経済・社会の持続可能な発展に貢献することにある。
あわせて、その安全文化の重要性を国の内外を問わず、公衆はもとより広く社会へ普及させ、エネルギーの安全・安定供給と原子力の平和利用の視点から研究・教育活動に取り組み、それらの活動を通じて次代を担う人材を育成し、社会からの信頼を高める。
これらの諸目的を実現するために、われわれ所員は次の社会的責任に関する行動憲章(以後「SR行動憲章」と称す)を制定し、その10原則をもとに原子炉工学研究所を取り巻く多様なステークホルダー(利害関係者)と良好な関係を構築し、社会に対する説明責任を果たしながら公正・公明かつ誠実に行動する。
【SR(社会的責任)行動憲章】
- 法令・ルールの遵守と安全文化の確立
原子力の研究・開発およびその利用は、関係法令、国際ルールおよびその精神の遵守に基づく安全性を第一義として取り組み、安全文化の確立を通じて公衆の安心と社会の信頼を確保する。
- 平和利用と持続的発展への寄与
原子力の研究・開発およびその利用は、エネルギー・地球環境、工業、医療、農業分野など、原子力の平和利用に徹し、人類が抱える諸課題の解決につとめるとともに、未来世代への貢献を念頭において、人類の福祉および持続可能な社会の発展に寄与する。
- ステークホルダーとのコミュニケーション
原子力に関する国内外の関係機関や他大学、企業、行政、NPO(非営利団体)ほか諸団体、取引先などと適正な連携を保ち、持続可能な社会の創造に向けて円滑なコミュニケーション活動を推進する。
- 透明性の確保と社会に対する説明責任
公衆はもとよりメディアも含めて広く社会に対して、原子力に関する情報を積極的かつ適正に開示するとともに、多様なステークホルダーとの対話や参画を通じて、意見や提言を積極的に取り入れ、透明性の確保と社会に対する説明責任を果たす。
- 反社会的勢力(個人、集団)の拒絶
原子力がもつ潜在的危険性を正しく認識し、核技術や放射性物質を用いて市民社会の秩序や安全に脅威を与えるような個人および組織とは関わりをもたず、またそのような要求には毅然とした態度で臨み、断固として応じない。
- 自己啓発と公正・誠実な行動
自らの力量や認識の不足から社会に重大な危害を及ぼさないように、自己啓発に積極的に取り組むとともに、常に公正で誠実な思考と行動を心がけ、人間的な成長を志す。
- 人権尊重とワーク・ライフ・バランス
所員の多様性、人格、個性を尊重するとともに、安全で快適な環境を確保することにより、ゆとりと豊かさの実現と、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)への取り組みに積極的に貢献する。
- 学生への配慮と人間的成長の促進
学生に対するハラスメントの予防と個人情報の保護に十分に配慮することはもとより、彼らの勉学・研究資質の向上、人格形成をはじめとした人間的な成長を促す。
- 地球環境の保全と社会貢献活動
良き地球市民として、地球環境へ配慮した適切な行動と、地域社会との連携など、積極的に社会貢献活動を行う。
- 使命と責任、社会からの信頼
組織や個人に関わる様々な法令やルールを遵守するとともに、原子力に関わる組織およびその一員としての重要な使命を担う誇りと責任感をもち、常に自己点検による継続的改善を図り、社会からの信頼を高めるよう行動する。
<適用範囲>
本SRイニシアチブは、東京工業大学原子炉工学研究所の所員(教職員、補佐員、アルバイト、リサーチアシスタント、派遣社員等、東京工業大学と雇用関係にあるものすべて)を対象とする。
<改定規則>
本SRイニシアチブの改定は、東京工業大学原子炉工学研究所教授会で発議し、東京工業大学原子炉工学研究所の所員会議で決議される。
以上
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