東京工業大学 大学院理工学研究科 原子核工学専攻
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Home > 研究室一覧 > 鈴木達也

物質工学部門 鈴木達也 准教授

TEL: (03)5734-2378 or 3078 / Email : tasuzuki@nr.titech.ac.jp / 

研究の特徴
原子力の利用により発生する廃棄物の大幅な低減につながる核燃料サイクルにおける核種分離技術、原子炉内の冷却水と炉内構造物の化学反応など、長期的・持続的なエネルギーの供給のために必要な廃棄物の問題や安全性の問題などから原子力分野において化学の重要性は益々増加している。これら原子力に関わる化学について基礎的な研究を行っている。
また、上記の研究を通して培ってきたイオンやラジカル反応を利用した研究開発として、燃料電池やプラズマ化学の研究も行っている。
研究の概要 1.核燃料サイクルにおける核種分離技術に関する基礎研究
原子炉内では核分裂によりエネルギーを発生すると共に様々な元素が作り出される。それら元素の大部分は白金族元素や希土類元素などの有用な元素であるが、その利用はまだ進んでいない。その大きな理由の一つに分離の困難さがある。これら有用元素の分離は資源小国のわが国にとって重要であるだけでなく、原子力における廃棄物の大幅な低減にも繋がる重要な技術である。これら有用元素を利用できる形で分離するためにイオン交換等の湿式技術、プラズマ分離法等の乾式技術を用いて研究を行っている。

2.原子炉内冷却水に関わる化学に関する基礎研究
原子炉内冷却水(炉水)には、様々な物質が添加され、耐蝕性向上、原子炉制御などを行っている。また放射線の影響によりラジカルが発生する。これらの物質が炉内構造物のどのような化学反応をし、腐食或いは防食等の効果が発現するか、ラジカル発生装置を用いて基礎研究を行っている。

3.燃料電池用プロトン伝導膜の開発に関する研究
燃料電池の性能(動作温度、発生電力)は電解質膜(常温領域ではプロトン伝導膜が一般的)によって決まる。また、メタノール直接発電ではメタノール透過の少ないことが電解質膜に求められている。そこでイオン交換で培った技術を基に燃料電池用のプロトン伝導膜の開発を行っている。

4.材料創製及び物質の化学転換へのプラズマ化学の応用に関する基礎研究
今までに分離技術やラジカル発生のためにプラズマ化学の研究を行ってきた。そのプラズマ化学の応用として大気圧非平衡プラズマの発生法の研究とその大気圧非平衡プラズマの耐蝕材料の開発や物質の化学形転換技術への応用に関する基礎研究を行っている。
キーワード 核種分離、核・放射化学、アクチノイド化学、プラズマ化学、同位体科学、再処理工学、核燃料サイクル工学、原子炉化学
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