卒業後の進路
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在校生・卒業生からのメッセージ
磯部 陽介さん(M2、小原研究室)
私は学部時代に物理を専攻していましたが、より直接的に社会貢献ができる研究がしたいと考え、東工大の原子核工学専攻に入学しました。特に私は、経済産業省原子力人材育成プログラムの一環としてIAEAでのインターンシップに派遣して頂く機会に恵まれ、特に途上国における原子力技術の導入について調査研究を行いました。ウィーンでの暮らしや、国際機関ならではの文化を知る事は非常に貴重な経験でしたし、世界各国から寄せられる膨大な数の技術協力要請を目の当たりにして原子力エネルギーに対する世界中からの強い期待を感じたのも印象的です。もちろん普段は講義や研究が中心の生活になりますが、原子炉を使った実験や発電所の見学会など本専攻では学内での研究活動に限らず、非常に恵まれた環境で多くの事を学ぶ事ができます。皆さんも私達と一緒に地球の未来を考えてみませんか?
石井 真一さん(M2、池田研究室)
原子核工学専攻の大きな特徴は、そのユニークさだと思います。まず教育カリキュラムがとても凝っており、原子力にとらわれず英語のプレゼンスキルや医歯工学など多様な技術・知識を得ることができました。他にもマルチラボトレーニングでは色々な研究に触れることができ、「こんな研究もやっているのか」と視野を広げることができました。また、この専攻に集まる学生・職員の方達はとても個性的な人ばかりで、コース室生活では多くの刺激を受けることができました。
留学のチャンスがたくさんある事もこの専攻の特徴だと思います。私はフランスに5カ月間留学させて頂き、興味のあった地層処分に関連した研究を行いました。この留学では研究のみならず日本では体験できない貴重な国際経験をすることができました。
皆さんもぜひ原子核工学専攻で個性を発揮し、また未知の世界にチャレンジしてみてください。
奥村 森さん(M2、池田研究室)
高レベル放射性廃棄物の処理・処分は核燃料サイクルの大きな課題の一つです。地層処分される予定である高レベル放射性廃棄物の処理など、核燃料サイクル工程の殆どは化学工程です。原子力分野では核物理に関する技術だけでなく、化学系の技術も必要とされています。高レベル放射性廃棄物の処理・処分は今すぐ原子力の利用を停止したとしても必要になる技術です。近年では地層処分時の環境への負荷を軽減するための分離技術も進歩を続けています。私は、この分野で日本が果たせる役割は大きいと考えこの専攻を選びました。ここでは核燃料サイクルの中心であるウランの物性研究だけでなく、最新の課題にも取組む事ができます。また、原子力だけでなく、エネルギー問題を大局的に学ぶことができ、海外との交流も盛んですので、広い視野で自分の研究を捕らえることができます。化学が原子力の分野で担う役割は大きいと思います。この分野の問題解決に化学系の力を活かしていきましょう。
平良 創太さん(M2、林崎研究室)
原子力に目をつけたアナタ、そうです、いま原子力が熱いのです!!というわけで本専攻の魅力についてお話致します。本専攻の講義は、原子力の知識が無い事を前提にして行われます。全くの専門外の人でも、十分有意義に学ぶことが出来るでしょう。私は環境科学部という所で主に生物や化学を学んで来ましたが、そういう人にも理解できるように教えてくれます。また本専攻の特徴として、出身大学・学部が多様な事が挙げられます。原子力は様々な分野の複合体なので、原子力を学ぶ上でも各分野に詳しい友人が周りにいるのは心強いです。このように多種多様な人が集まる事も、この専攻の魅力でしょう。逆に言えば、自分のバックグラウンドを気にする必要などないという事です。みんなちがって、みんないいのさ〜。
という事で、細かい事は気にせず、原子力に興味を持ったならここで学びましょう!!おススメです!!
張 明光さん(2011 年3 月修了、高橋研究室)
私は中国からの留学生です。元々機械系出身で、学部4年生の時に原子炉研の研究室に配属していたことがきっかけで、社会貢献度の高い原子力に興味を持ち始め、この原子核工学専攻に進学することを決めました。
本専攻は様々なバックグランドを持つ人たちが集まり、皆さんと議論することで視野が広げられます。研究では自分の得意分野を生かすことができ、且つ専攻では多彩な講義と貴重な実験が用意されているので、原子力に関する幅広い専門知識が習得できることは原子核工学専攻の一つの特徴だと思います。また、本専攻は自分を含め、世界各国からの留学生が多数在籍し、国際交流が非常に盛んでいることはもう一つの特徴です。本専攻は世界で活躍できる最良の学習・研究環境が整っていますので、原子力に興味のある方々にお勧めします。
前山 伸也さん(D3、飯尾研究室)
原子力というと核分裂のイメージが強いと思いますが、「地球に太陽を!」のスローガンの下、核融合の研究も精力的に行われています。私は核融合プラズマの数値解析が専門ですが、本専攻では他にもプラズマ計測、強磁場用超電導コイル、炉材料の中性子照射損傷、核融合ブランケット、原子力セキュリティなど、様々な研究が行われています。幅広い知見を得られるというのが、本専攻の特徴の一つといえます。
もう一つ、原子核工学専攻のメリットを挙げると、学生に対する制度上の支援が豊かであるということがあります。私の体験談で恐縮ですが、海外派遣プロジェクトでフランスのサマースクールに参加させていただき、外部機関との共同研究の支援もいただき、博士一貫教育コースを利用して修士課程を短縮修了させていただきました。意欲あふれる皆さんに、貴重な機会を与えてくれる専攻であるといえます。未来のエネルギーについて、一緒に考えていきましょう。